日本における癌の死亡率は年々上がってきています。
食事の欧米化や、環境の変化などさまざまな理由が原因として挙げられています。
ここでは、
オリーブオイルの癌に対する働きを説明します。
まず、癌に関して簡単にお伝えすると、日本人の癌による死亡率としては、大腸がんと乳がんが高くなっています。
中でも大腸がんというのは、女性の癌患者における死亡率の1位を占めていて男性でも3位を占めています。
これは、食事によるものが大きく、特に赤身の牛肉を多くとっていることなどが原因と言われています。
赤身の牛肉が脂肪酸と結合することで、細胞が酸化し、DNAの損傷が起こるのです。
では、全てが赤身の牛肉のせいかというと、実はそうでもありません。
オリーブオイルを大量に摂取している地中海沿岸地域や、
海産獣魚類から脂肪を大量に摂取しているグリーンランドのエスキモーなどは、大腸がんが少ないのです。
要するに、摂取する脂肪の質によって、大腸がんの発症が変化しているのです。
オリーブオイルの大腸がんへの働き
オリーブオイルは99パーセントが油分ではありますが、
100パーセント植物性であり、オレイン酸を多く含んでいます。
>>>オリーブオイルの成分の健康面における働きはこちらからどうぞ。
つまり、アンチエイジング、抗酸化作用など健康面においてもともと申し分のない食品なのですが、
特に癌においては、オリーブオイルに大量に含まれるポリフェノールが注目されています。
オリーブオイルには、
「ヒドロキシチロゾール」 「リグナン」 「セコイリドイド」
と呼ばれるポリフェノールが大量に含まれているのですが、これが結腸や直腸がんの進行を抑制されると考えられているのです。
世界の様々な地域で、オリーブオイルの一日の摂取量と癌の発症率の関係について実験がされていますが、大きな関係があるとみなされています。
特に、イタリアの大学の研究からは、
一日に25~50MLのオリーブオイルを摂取すると癌の発症率が低下するという報告が出ています。
オリーブオイルの乳がんへの働き
乳がんも原因不明とは言われていますが、食生活の影響が大きいとされており、特に肥満や飲酒などが危険因子とみなされています。
大腸がんと同様に、脂肪摂取量と乳がん発症率の関係は認められていますが、植物性の摂取量とは全く関係が認められませんでした。
またここでも、地中海沿岸地域で、オリーブオイルの摂取量の多い南イタリア、スペイン、ギリシャなどでは、乳がんの死亡率は比較的低くもあります。
さらには、ある実験の追跡調査のアンケートによると、
オリーブオイルとフレッシュサラダを大量に摂取していた人たちは乳がんを75パーセント抑制していました。
オリーブオイルを抗酸化物質を含むフレッシュサラダと一緒に摂取することで、乳がん発症リスクを1/4まで低下させる事が分ったのです。
癌に働きかける効果的なオリーブオイルの摂取方法
上記にも記載したのですが、
・エクストラバージンオリーブオイルを生で使用
・一日に25~50ML摂取する
・新鮮な野菜と一緒に食べる
と良いでしょう。
実験の結果にもあったように、新鮮なサラダと一緒に採ると最も効果的なようですが、料理などに使用してもいいでしょう。
肝心なのは毎日摂取し続けることです。
癌は特に精神面との関係も多いとされていますから、
楽しく 美味しく 採り続けられるように工夫していきましょう!
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