オリーブオイルは、健康にもいいとされていますが、
その一つに、”便秘”に対する研究結果が出ています。
ここでは、
オリーブオイルと便秘について、また効果的な摂取方法
についてお伝えいたします。
オリーブオイルは「自然の下剤」とまで呼ばれています。
では、オリーブオイルのどんなところが、便秘解消にはたらきかけているのでしょうか?
簡単にまとめると、以下のようになります。
1 消化されにくく、腸にまで届きやすい。
2 オレイン酸を多く含んでいる。
3 ビタミンを多く含んでいる。
4 保温効果が高い
では順番に見ていきましょう。
1 消化されにくく、腸まで届きやすい
オリーブオイルは、他のオイルや食べ物と比べて、消化しにくい特徴を持っています。
その為、腸や大腸にまで届きやすく、届いたオイルは、硬くなった便に浸透していきます。
また、残った油は、大腸と便の間に入り込み、潤滑油として便が流れ出やすくなるのです。
つまり便をやわらかくし、するっと出やすくさせる働きがあるのですね。
2 オレイン酸を多く含んでいる
オリーブオイルに含まれるオレイン酸というのは、胃酸の分泌の調整をする働きがあります。
胃酸の分泌のバランスが崩れてしまうと、消化不良を起こしたり便秘をしやすくなってしまいます。
また、オレイン酸には、”腸のぜんどう運動”といって、大腸の便を外に押し出そうとする働きを活発にさせる役割ももっています。
オリーブオイルのオレイン酸の含有量は、他の油に比べて、1.5倍近くあるのです。
3 ビタミンを多く含んでいる
オリーウオイルは油なのですが、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKなどの多くのビタミンを含んでいるのも特徴です。
ビタミンには、血行を促進する働きがあり、腸内の血行を促すことで、便秘の解消に一役かっているのです。
4 保温効果が高い
オリーブオイルは、温いものを冷めにくくする働きがあります。
オリーブオイル・ハンドブックの著書である松夫恒夫さんと鈴木俊久さんは、日清オイリオグループ株式会社に相談し、保温効果の実験をしたそうです。
お湯の入ったビーカーに、エキストラバージンオイルを入れた物、サラダ油を入れた物、油を加えない物で温度の変化を調べました。
その結果、50分後には、お湯だけの物と比べ、エキストラバージンオイルを加えた物は、4,7度温度が高いままだったそうです。
(参考:オリーブオイル・ハンドブック 著書:松夫恒夫・鈴木俊久)
腸温度より高い物を摂取すると、腸は活発に動くのでそれが便を促進することにつながっていくのです。
効果的な摂取方法
では、上記の事をふまえて、実際どのように摂取していくのがいいのでしょうか?
まず、オリーブオイルの健康面での効果と働きでもお伝えしたとおり、
オリーブオイルは食品であって、サプリメントではないので、何かと一緒に採ることをお勧めします。
そして、必ず良質のエクストラ・バージン・オイルを使用してください。
理由は、エクストラ・バージン・オイルは果実を絞ったジュースであり新鮮で栄養価が高いからです。
また、新鮮さという面から3ヶ月くらいで使い切ってしまいましょう。
そして、お勧めの採り方は
ずばり、”ホットミルク” もしくは、”ホット豆乳”です。
これにティースプーン2杯~大さじ2杯くらいのエキストラバージンオイルをお好みで入れて、
毎朝飲むことをお勧めします。
お好みで、ココアを入れたり、すりおろした生姜などを入れてもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
便秘は本当につらいですよね。
ストレス性から来る便秘などもありますので、一概には言えないのですが、オリーブオイルは便秘の解消に向けて働きかける要素を沢山もっている素晴らしいオイルです。
良質のエクストラバージンオイルを摂取し、
体内から綺麗になっていきましょう!
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